2019年2月14日(木) 講義内容振り返り
先週2月14日(木)は講義の日でした。
今回も実り多く、そしていつも通り楽しい講義でした。
当日の内容はこちら。
<アジェンダ>
1.利食い
2.デモトレード振り返り
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1.利食い
教科書的な利食い
・リスクリワードに沿った利食い(1:3、1:5など)
・直近高値、底値を目安にした利食い
このやり方も間違いではないが、ホームランを打つことが出来ない
FXでは時に大相場が発生するので、それを逃すのはもったいない、そこで
・チャートの流れを考慮とした "放置" を前提とする
伸びているチャートでは伸びるところまで伸ばし切る方針
・相場との兼ね合いによる終了
重要指標や要人発言前での撤退
反転が確認できた段階での決済
上記スタイルによって、一撃での収支改善が達成できる
■収支のイメージ
<ベースとなる利食い方法>
基本的には当日は何もせず、翌朝になるまで保有する
1.大きく伸びている場合(100pips等)は半分決済する
2.中途半端に伸びている場合は検討する
3.あまり伸びていない場合は全保有して続行
あわせて損切の場所も狭めたりの対応をする
4.翌週に持ち越す場合は両建てロック
<途中で利食いする際の判断基準>
1.チャートが明らかに反転する動きを見せた時
2.ボラティリティのある指標・発言がある時
3.極端に大きな含み益pipsを持っている時
4.金曜から翌週に持ち越したくない場合
例:反転の動き
<利食いの調整>
1."ベースとなる利食い方法” を参考に、自分のスタイルにあった利食いを完成させる
・トレード時間にあわせた利食い
・メンタル面を考慮した利食い
・理想は頭からしっぽまでを目指し、その7~8割を取れるような利食い
2.利食いもトレードルールの一つ
・利食いルールを決めたら、あとは実行するだけ(エントリーに比べかなり単純)
2.デモトレード振り返り
USDJPY
2月4日(月)
・指値の位置が低すぎて約定しなかったトレード
・指値した位置も通常のLC幅(20pips)で十分カバー出来るので、成行でエントリーしてもよかったと思われる
・このチャートは今後の参考となる、重要チャートである
2月5日(火)
・109.85あたりでロングエントリーしたトレード
・1/4を分割決済したのちに、LCを建値少し下に移動したが、すぐにLCに引っかかってしまった
・LCを移動するのが早すぎたかもしれない
2月6日(水)
・109.82あたりをネックラインとして下落する、との予想でショートしている
・ただし、よく見ると110.00から109.82の間でレンジを形成しているので、この位置でのショートはかなり危険
・ショートでエントリーするのであれば、この場合110.00のギリギリまで引き付けてエントリーするのがよい、とのこと
・これまでの検証では逆張りのエントリーは考慮していなかったが、レンジ相場における逆張りエントリーもエントリー手法の一つとして取り入れていくのもよいかもしれない
2月12日(月)
・12日朝方に指値を置いたが、約定せずに上昇していったチャート
・かなり手ごわかった110.00の節目を抜けた後なので、上昇の勢いもある状況であることを考慮すべきであった
・こういった勝負どころで攻められるかどうかがポイント
・いずれにしても後悔の残らない発注方法を心がけるように
・このチャートも参考になる、重要チャートとする
2月7日(水)
・天井圏でのダブルトップだけを頼みにショートエントリーしているよくない例
・USDJPYはかなり手ごわい110.00の節目を抜けた後で上昇の勢いが強い、ということを考慮していない
・これは慎重さを欠いた失敗エントリーで、今後の参考にすべきチャートだろう
EURUSD
1月30日(水)
・この日は逆張り的なトレードを実施していた
・逆張りの場合は、節目となるレート(この場合だと1.1450)の少し上にLCを置くのがよい、とのこと
2月13日(水)
・前日の急落からの上昇は、イレギュラーをシグナルとした反転上昇となる
EURJPY
2月8日(金)
・ポジションをもったまま週を超えようとしている
・週明け後に大きなギャップが発生する可能性を見越し、両建てロックを仕掛けている
・ただし、両建てロックする場合は、ポジションのLCを外さないとダメ
・また、両建てを入れるタイミングは土曜クローズの30分から1時間前がいい、とのこと
2月11日(月)
・先週からホールドしていたポジションが損切にかかって決済された
・じりじりと反転しながら、あるポイントで一気に上昇している
・このような、見ていてウッと来るような苦しみが感じられるポイントではサッサと逃げるのがよい、とのこと