2019年1月29日(火) 講義内容振り返り
1月29日(火)は講義の日でした。
今回もかなり盛りだくさんな内容でした。
当日の内容はこちら。
<アジェンダ>
1.損切
2.デモトレード振り返り
3.検証チャート添削
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1.損切
損切に関して
・損切は自己の資産を守るための重要な手段
・手法の優位性(根拠)が崩れる前に撤退するためにも必要
基本的な損切
・小さすぎるとチャンスを逃す(損切ばかりにひっかかり、勝率が悪化する)
・大きすぎると優位性(根拠)が低下してからの撤退となり、余分な損失計上となる
・その兼ね合いで手法に合わせて調節する必要がある
・ベースは20pipsを推奨している
・成行の場合は20~30pips未満で調整している
・LC幅はチャートの進行具合やポジション状況に応じて調整する
成行の場合
指値でいつも100.50で発注している場合、チャートがそのまま黄色線のように上昇してしまう時は指値に引っかからない可能性がある
なので、この際は緑丸で成行注文を出し、100.05より余分にはみ出た分を損切幅に上乗せする
損切を100.05で指値の際に99.85で設定しているのであれば、その逆指値は動かしてはいけない
例:
100.80で成行買いをした場合、99.85がLC固定なので23pipsの損切幅となる
損切幅の調整
・エントリーから損切に合わないで想定した方向にチャートが動く場合
・損切をそのままにしておくと、急に方向が変わった場合に余計な損切幅をさせられてしまうことがある
・それを避けるためにチャート状況に応じて損切幅を調整する必要がある
基本的な戦術
①:エントリーしたばかりや、まだレートが伸びていない状況
・エントリー時の損切幅をキープする
②:少し伸びてはいるが、建値レートに戻る可能性がある状況
・損切ポイントを直近高(安)値に移動し、急激な戻しにも対応できるようにする
③:チャートが大きく伸びて、pips的にも満足できる状況
・建値に調整し、マイナスがなくなるようにする
ポイント
③のタイミングでは建値ではなく、プラスの位置に移動する方法でもよい
そのあたりは各人のトレードスタイルに合わせカスタマイズ可能
2.デモトレード振り返り
1月14日(月)から1月25日(金)までの2週間のUSDJPYおよびEURUSDのデモトレード振り返りを実施しました
実際は一度もエントリー出来なかったのですが、年初のせいか値動きが荒く、エントリー出来なくてよい、とのことでした
しかし、エントリー出来そうな場面もあったので、今後は7~8割ぐらいでエントリー出来そうな状況であればエントリーしていこう、ということになりました
もちろん無駄打ちは避けなければいけませんが、今は練習段階なのでたくさんエントリーしてそこから絞り込む必要があるためです
なお、デモトレードで扱う通貨ペアの種類(現在はUSDJPY、EURUSD)も増えて、次回からはさらにEURJPYも参加する予定です
ということで、次回講義からはチャート添削は講義時ではなくメールやり取りで対応していただくことになりました
3.検証チャート添削
EURJPY 5m 2014.5.12(月)
・画面中央の指標発表を逆V字にして下落している
・朝方水平なレンジを形成している(急落後の水平チャートはかなり珍しいらしい)
・この位置でエントリーで問題ない、とのこと
EURJPY 5m 2014.6.11(水)
・このチャートの場合は、特定のレートで反発しておらず指値を置く位置も決まらないので、成行エントリーでよいだろう
・損切は139.50をカバーできていればOKだろう
EURJPY 5m 2014.8.7(木)
・順調に下落しているきれいなチャート
・この位置でのエントリーで問題なし
EURJPY 5m 2014.9.9(火)
・底値圏でのダブルボトムが形成されていることが分かる
・さらに直近戻り高値(画面左側の緑丸)を上抜いてからそのレートの上で反発しており、これ以上下げないと思われるので、画面左側でのロングエントリーは可能
EURJPY 5m 2014.10.24(金)
・画面左から三段のレンジを経て下げている
・それが一気にぶち抜く形の上昇で反転している
・これは、イレギュラーのお手本のようなチャート
・この上昇後、さらに上昇する可能性は高くなっているので、小さなもみ合いのところでエントリーすることは可能
EURJPY 5m 2014.5.12(月)
・このチャートの2つの緑丸(上と下)の上でエントリーすることはかなり危険
・すぐ直前に直近押し安値があり、このレートまでは下げる可能性が大いにあるため
・小さなV字などのダマシがあった場合、すぐに損切にあってしまう
・そのため、下の緑丸でエントリーするのが無難
・その場合、エントリー出来ず空振りする可能性もある