2018年12月24日(月) 講義内容振り返り
昨日は講義の日でした。
今回も、新しいエントリー方法の紹介、デモトレード振り返り、検証チャート添削、と盛りだくさんな内容でした。
講義内容を載せておきます。
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1.エントリー方法の紹介:指値
指値でのエントリーは大きく分けて下記2種類が存在する
1-1.レンジ形成時におけるレンジ上限/下限でのエントリー
1-2.大衆の損切りを誘うエントリー
それぞれ説明していきます
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1-1.レンジ形成時におけるレンジ上限/下限でのエントリー
・上昇もしくは下落のトレンド発生時において、一時的にレンジを形成する場合がある
・上昇局面であればレンジ下側、下落局面であればレンジ上側に指値を置き、エントリーする方法が一つ目の指値エントリー方法である
・上昇局面の場合、止められているレートの下に何もない場合はそのレートが強いことを示しているので、止められているレートの少し上で指値エントリー出来る
・ただし、レートからどれくらい離すのかは実際にエントリーを経験しながら自分なりに調整する必要がある
1-2.大衆の損切りを誘うエントリー
・これは大口が大衆を嵌める際によく使うパターンである
・このパターンではトレンドは出ているが、それほど勢いがない場合が多い
・上図の上の緑丸のように、大衆がエントリーすると思われるポイント(きれいに跳ね返っており、損切ポイントも程よく20pipsほど離れている)が用意されている
・大衆と同様のポイントでエントリーすれば、たいてい損切を食らうので、大衆が損切を置くポイント(下の緑丸)あたりでエントリーするのが上策
・このエントリーを指値で置く
2.デモトレード振り返り
今回は12月10日(月)~14日(金)、12月17日(月)~21日(金)のUSDJPYにおけるデモトレードを、作成したトレード日誌を先生と一緒に確認しながら振り返りました。
結論から言うと2週間ずっとノーエントリーでしたが、無理してエントリーするようなチャートではなかったのでノーエントリーでも問題ない、とのことでした。
12月、特にクリスマス休暇が近くなってくると年内のトレードを済ませた大口ディーラーが増えるのか、ランダムチャートになってエントリーしづらくなるのを実感する2週間でした。
次のデモトレード再開は、1月7日(月)からです。
このタイミングでEURUSDもUSDJPYと共にデモトレード通貨ペアに加える予定です。
3.検証チャート添削
EURUSD 5m 2015.4.1(水)
・画面左からは下落しているように見えるが、その前には上昇している
・そういった変な形(汚い)チャートなので単純な下目線とは言えない
・画面中央の日付が変わるあたりからレンジを形成しているが、8:00を挟んだあたりのレートで指値エントリーするのは実際は難しいだろう
・赤いラインが1.0850のキリ番のレートなので、ここを背にして少し下の青丸あたりでならエントリー出来るかもしれない
・ただし、この場合もし約定出来ずに下落してもあきらめるしかない
EURUSD 5m 2015.5.1(金)
・画面左から上昇、レンジ、上昇という具合に進んでいる
・最初のレンジはあるレートにきれいに乗って形成されており、時間の幅もある理想的なレンジである
・このレンジの下には、大衆を嵌めるようなちょうどよい押し安値も存在しないため、安心してレンジ下側のレートで指値エントリーができる
・続いて画面中央から形成されたレンジは、こちらもお手本となるような大衆を嵌めるパターンのレンジとなっている
・大衆は1.1100のラインを損切ラインにしてレンジ内でエントリーするが、もう一つ下の押し安値まで戻してから上昇している
・これは大衆を嵌めて刈り取る、大口の仕業だと考えられる
・このような、いかにもエントリーしやすい相場には必ず罠がかけられていることに注意しなくてはならない
EURUSD 5m 2015.6.24(水)
・画面左から大きなダブルトップのようなチャートが形成されている
・ネックラインを割って、さらにキリ番の1.1300も割って急落している
・キリ番を割ってから、小さなフラッグのようなレンジのようなモミモミ状態となっている
・こういったストンと下落して少しモミモミしているチャートは絶好のエントリーポイントになるのでタイミングが合えばエントリーすること
・この場合は指値で空振りしてしまうのが惜しいので、成行でエントリーするのがよい
・その場合、損切幅が広がるためエントリーロットを調整するのがよい
EURUSD 5m 2015.7.17(金)
・左からレンジが三つ形成されており、その端に逆V字のようなチャートが形成されている
・一つ目の丸みを帯びた逆V字的な形は、上昇しようとしたが跳ね返されて下落しているものと思われる
・二つ目の逆V字は、実際の逆V字として機能していて、逆V字→前兆→下落、というパターンを形成している(レンジの左端では逆V字と同じ高さの高値がある)
・三つめの逆V字はただ単に下落の勢いが強く、スーパーボールのように跳ね返っただけのような形であり、その後レンジを形成している
・このように形は逆V字に似ていてもそれぞれ異なったタイプの意味合いの形状であることが紐解いていくと分かる
EURUSD 5m 2015.7.28(火)
・画面左からヨコヨコ気味にレンジ形成されたのちに、下落している
・画面中央あたりで黄色矢印のように下落してもおかしくないが上昇している
・さらに放物線を描いているが、ここからまた黄色矢印のように下落してもおかしくないが上昇している
・その後上昇して、1.1000のキリ番の上でレンジを形成しているが、この位置は直近高値よりは下になっており、微妙な位置となっている
・またレンジの横幅が狭いので、レンジの信頼性が低い
・結果的には上昇してはいるが、ここでエントリーするのは若干リスクが高いと思われる
・何らかの上昇シグナルがあれば自信をもってエントリー出来るはず
EURUSD 5m 2015.7.31(金)
・これも6月24日(水)のチャートと同様、ストンと下落して途中でモミモミしているパターン
・これもエントリーしなくてはならないチャートである
・画面左からあるレート(ネックライン)で反発しているのが分かる
・そのネックラインを抜けてV字形成後上昇している
・上昇直後に大きな上ヒゲをつけて下落しているので、これはV字フェイクになり下落のシグナルと判断できる
・さらに1.1000のキリ番を抜けた後に小さなレンジを形成しているのでここでショートエントリー
・このレンジは幅も時間も短くなるので、成行でエントリーするのがよい
・また、成行につき損切幅とエントリーロットを調整する必要がある